食品微生物学の基礎知識を効果的に習得する方法をお探しですか?ビデオ講座ー新食品微生物学入門がお役に立ちます!サイエンスフォーラム社の2023年4月以降のセミナー中止のお知らせを受け、多くの方々からの要望に応えて、本サイトでのオンライン開講を決定しました。ビデオとZoomの組み合わせで、いつでもどこでも学べます。

 申し込み受付は4月3日から開始予定です。
申し込みボタンはこちらのページにて4月3日以降にご確認ください。

 

ビデオとズームのの組み合わせのイメージ
  • 価格:49,500円(45,000円+消費税)(オンライン決済)
  • 開講期間(ビデオ視聴期間とZoom面談期間):お申込み日から9月15日まで
  • 定員:15名(定員に達した時点で受け付けは終了させていただきます※)
  • 申し込み期間(2013年4月3日~4月28日※※※)

   ※ 期間限定にすることで、受講者の自己モチベーションと集中力を高め、学習効果を向上させることを目的としています。
   ※※ Zoom面談のスケジュール確保するため、定員は15名とさせていただきます。
   ※※※ ビデオ視聴期間とZOOM補助面談期間が期間限定のため、受講者が十分な学習期間を確保できるよう、申込み締め切りを4月28日とさせていただきます。なお、受講希望者が多数の場合は、10月~も同じ内容の講座を開講する可能性があります。

ビデオ見本はこちら↓

講座の構成

  • ビデオ講義(全7章、合計13時間): 開講期間中、何度でもご視聴可能です。
  • Zoomによる補助指導: 開講期間中、何度でもご相談可能です。
  • 各章毎の理解度確認テスト:開講期間中の複数の指定日時を選択し、受験可能です(すべての章の総合点70点以上の受験者にはコース修了証書を発行)

なお、❷および❸は希望者のみとなります。

※修了証書は、社内でのモチベーションアップのみにご活用いただくものであり、大学の単位やその他の資格等を付与するものではありません。

ビデオの概要

1章 微生物学入門

 この章は、旧サイエンスフォーラムの入門講座にはなかった章です。そもそも微生物学を学んでいない方向けに、微生物学の入門を講義します。具多的には、進化の観点から、細菌、酵母、カビの位置づけをわかりやすく整理します。また、微生物学の基本である一般生菌数の測定法やグラム染色法の実験方法なども、具体的なイメージがつかめるようにわかりやすく解説します。

2章 食品微生物の世界を知る

 食中毒菌の本来の棲家さえ理解すれば、その性質(食中毒発症のパターン、増殖特性、殺菌抵抗性、薬剤抵抗性、検出培地の原理等)は有機的に結び付けて整理することができます。ここでは、これらを芋づる式に理解するコツを概略的に説明します。また、食品微生物学の整理箱として、グラム陽性菌と陰性菌の分類体系の整理のコツをOF試験、オキシダーゼ試験、カタラーゼ試験の解説を加えながら、伝授します。さらに、一般生菌数の基礎事項についても解説します。

3章 食中毒菌以外の重要微生物達

 食中毒細菌以外の重要な微生物、すなわち指標菌としての大腸菌群や大腸菌、食品の変敗にとって重要な乳酸菌などについて、時間をかけて、詳しく解説します。また、酵母やカビの食品衛生上の問題についても説明します。

4章 代表的な10の食中毒菌

 代表的な10の食中毒微生物(腸管出血性大腸菌、サルモネラ、ノロウィルス、カンピロバクター、リステリア、ボツリヌス、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ、ウエルシュ菌、セレウス菌)の特徴の性質について説明します。網羅的な知識の提供になること避け、本来の棲家から理解するドミノ方式で「なぜそうなるのか」という観点から、わかりやすく解説します。各食中毒菌について、食品衛生の観点からどこが特徴的で、微生物学的な観点のどのような性質と結びついているのかについて論理の流れを意識して解説していきます。

5章~7章 食品微生物との戦い方(工場の洗浄・殺菌)

 5章から7章はの最終到達目標にあたるセクションです。この3つのセクションの理解ができれば、HACCPにおけるCCPの理解に必須な基礎力が確実に身に付きます。食中毒細菌や腐敗細菌をどのように制御するのかに関する基礎事項を解説します。

 5章では、食品工場などでの洗浄や化学薬剤による殺菌の基礎を学びます。

 6章では、食品の殺菌(加熱殺菌)の基礎を学びます。

 7章では、食品中における微生物の制御方法(pH,水分活性、低温や冷凍貯蔵、保存料、日持向上剤)などの基礎事項について説明します。

 「覚えるよりも理解する」という視点で、まかな性質と関連付けて、全ての知識が一つの鎖として繋がるように説明していきます。

本講座の対象者

本講座の対象者は、次のとおりです。

  • 入門者(大学で食品微生物学を体系的に学んでいない)
  • 復習者(短期間で復習したい)
  • 食品微生物学の概略だけを理解しておきたい人

 まず第1に食品企業で微生物を扱うセクションに配置されたけれども、大学で必ずしも食品微生物学を体系に学んでいる方が対象となります。

大学で化学を専攻したけども、食品微生物がわからないと嘆く食品企業研究員

 また、大学で食品微生物学を学んだけど、しばらく経って微生物関係の分野に配属されたために、昔のことはだいぶ忘れてしまっている。短期間で復習したいこういう方も、このビデオの対象となります。

短期間で食品微生物学の基礎を復習したいと考えている中間管理職

 さらには、品質管理担当者だけならず、マネージャークラスや研究開発担当者など、食品企業全般のセクションで働く人にとっても食品微生物学を学ぶことは価値があります。

ざっくりと食品微生物管理の概要は把握しておきたいと考えているマネージャー

 例えば、新しい食品を開発する際には微生物学的な留意事項が必要となります。大学で研究をしていた私の経験では、相談に来るのは、必ずしも品質担当者ではなく開発担当者であることも数多くありました。しかし、彼らが食品微生物学の基礎知識に不足している場合、新しい商品の開発に不必要な時間と無駄な方向性の検討をしていることも多くありました。これは1例にすぎませんが、食品企業のあらゆるセクションで働く人にとって、食品微生物学の基礎知識があると、業務の発想と管理の幅が大きく広がります。

商品開発には基本的な食品微生物の知識が必要だと考えている研究員

 

本ビデオ講座の目的

本ビデオ講座の目的は、受講者に次の通りです。

大学で食品微生物学を習得したレベルまで到達させる(思い出させる)

注1:13時間のビデオ学習で、食品の安全性や品質の管理に限定された講義を行い、発酵食品などの利用面は含まれていません。
注2:この講座は、学習を目的としており、大学の単位やその他の資格等を付与するものではありません。

上記目的を達成するために、次の3つの工夫を加えます。

1.入門者が輪郭をつかむことを主眼に、大学の講義形式で伝えます

 食品微生物学の知識についてはインターネットや教科書で簡単に入手できる時代です。しかし食品微生物学の全体の枠組み、大まかなイメージなしで個別の知識を入手しても、全体像を的確に理解することはできません。このための最も早い道として、この道の長年の経験者による口頭伝授に勝るものはありません。

入門講座の目的は輪郭をつかむこと

 本講座は、インターネットや教科書などに記載されている詳細な網羅的な知識の伝授ではなく、講師が30年間培ってきた食品微生物学の要点を、ざっくばらんに大胆にお知らせするものです。

「このようにとらえると全体がすっきり理解できる」といった、口頭伝授ならではのエッセンスをじっくりお伝えします。

ビデオ講義がわかりやすい。

2.ビデオ講座での内容理解のつまづきを解消! Zoom面談でサポート

 ビデオ講座の内容が理解できないと感じた場合、Zoom面談での個別サポートをご提供しています。自然科学系の基礎教育を前提とした講座ですが、基礎知識がない方や忘れてしまった方も歓迎です。

ビデオ学習をズーム面談で補うことを示すイメージ

 本講座は、受講者がエスカレーター(理解)に上がりにくいと感じる部分をサポートし、目的を達成するまで何回でも面談を行います。

ZOOM面談

 ぜひ、Zoom面談をご利用ください。

 ※なお、面談では、講座の内容の理解に関する質問に限定させていただきますが、食品微生物学に関する他の質問も受け付けます。しかし、それらについては、回答に責任を負うものではなく、わかる範囲でお答えいたします

3.大学の定期試験と同様の形式の確認試験の受験

 大学で食品微生物学を履修したレベルに達するためには、緊張感のある確認試験が必要です。受講者には、確認試験が用意されています(希望者のみ)。

❶各章毎のオンライン理解度確認試験

 各受講者は、各章ごとに定められた複数の日程(選択オプションあり)で、個別にオンラインで理解度試験を受験してもらいます。試験にはすべて回答時間制限があります(章よって異なりますが、30分から60分)。試験内容は、選択問題、知識(単語)を問う問題、文章記述式問題など、大学の期末試験と同じ内容となります。

❷合格者には成績付きの修了証書発行

7章分の総合点について、70%以上正解者には本講座の修了書を発行します。

ビデオの教育目標が達成できたことを喜ぶ受講者

申し込み受付は4月3日から開始予定です。
申し込みボタンはこちらのページにて4月3日以降にご確認ください。

【参考】本講座の旧サイエンスフォーラムにおける2022年度の受講者の声(ZOOM開講版)

2022年度11月開講 Zoomへの参加者の声(定員15名)

受講者1

<受講目的>
今年から、食品微生物関連についての業務に携わることになったため、基礎を習得したいと思ったから。

<感想>
微生物の制御について、原理から学べたのでイメージがしやすかったです。ありがとうございました。

受講者2

<受講目的>
食品微生物に関する基礎知識を学びたかったから。いつも拝見しているブログだけでなく、実際の木村先生の講座を受講したかったから。

<感想>
非常に分かりやすい内容で、体系的に食品微生物に関して学ぶことができた。また、木村先生に質問を非常に親切に回答頂き、さらにメールにもご返信いただき、今後もお世話になりたいと感じた。

受講者3

<受講目的>
業務上必要な食品微生物の知識習得のため。

<感想>
食品微生物についてわかりやすく理解でききる講座でした。3週にわけ短時間の講義であったため、集中して受講できました。

受講者4

<受講目的>
現在品質管理の業務についておりますが微生物について専門的な勉強をしたことがなかったため受講いたしました。

<感想>
実例を挙げての説明が分かりやすかったと思います

受講者5

<受講目的>
木村凡先生へのメールで質問ができる為

<感想>
イラストが多く、目で見て理解しやすかったです。

受講者6

<受講目的>
食品微生物に興味があったため

<感想>
スライドもわかりやすく木村先生のブログも拝見し、非常に興味深かったです。

受講者7

<受講目的>
弊社にて木村先生のこちらの講義を受講することを強く推奨されているため。

<感想>
毎週非常に楽しみにしながら受講させていただきました。先日食品安全検定を受検したのですが、その際に暗記としてしまっていた部分の根本となる知識を学ぶことができて、より深い定着に繋がったように思います。今回学んだことを業務に活かしていくためにも、講義の復習と、ブログの拝見をしたいと思っております。この度は大変貴重な機会をいただきありがとうございました。

受講者8

<受講目的>
今後日持ち向上剤開発に携わる予定のため。

<感想>
大学で食品微生物をある程度学んではいたのですが、体系的かつ実践的な知識を学ぶ機会がなかったので非常に勉強になりました。

受講者9

<受講目的>
菌の基礎を学びたかったから。

<感想>
わかりやすかったです。

受講者10

<受講目的>
上司の勧め

<感想>
大変興味深く、わかりやすい講義でした。

受講者11

<受講目的>
微生物の知識を深めたかったため

<感想>
もう少し時間をかけて、詳しく聞きたかったと思いました。

受講者12

<受講目的>
木村先生のネットでのブログを拝見して受講を決めました。

<感想>
今まで実務であいまいに理解していたところが、明快に整理できた印象があります。

受講者13

<受講目的>
実務として食品微生物検査を行っているが、微生物に関して基礎知識をしっかり学んだ事がなかったため。

<感想>
詳しく分かりやすく説明いただきありがとうございました。一部、自身が十分で理解しない内容は、先生のブログを含めて復習し、また質問させていただきたいです。

受講者14

<受講目的>
弊社使用食品の安全性確認の根拠として

<感想>
比喩がとても分かりやすく理解しやすく毎回楽しく拝聴しています。が、やはり理系ではなく基本的なことが理解できていないため、結果ついていけてないのが残念です。

受講者15

<受講目的>
専門的に学んだことがなく、基礎を知りたいと考えたため。

<感想>
今後、微生物を制御していくにあたり、骨格となる知識を得られたと思います。ありがとうございました。

2022年度5月開講 Zoomへの参加者の声(定員15名)

受講者1

<受講目的>
ブログをよく拝見させていただいて、今回WEB講座があるのを知り参加しました。

<感想>
非常にためになるご講演でした。

受講者2

<受講目的>
内容が面白くて分かりやすいと教わったため。

<感想>
細菌の特徴や生態を関連付けて教えてくれたので、理解しやすく大変ためになった。

受講者3

<受講目的>
微生物について、しっかり学んだ事がなかったため。

<感想>
理解しやすかったです。

受講者4

<受講目的>
実務として食品微生物検査を実施しているが、体系だった学習をしたことがなかったため

<感想>
今日の講義内容をしっかりと理解できるよう、学習を続けたいと思います。

受講者5

<受講目的>
微生物に関して知識が少ないため、少しでも知識を得るため

<感想>
少しは知識がもてたかなと思います。しかし、専門用語等についていけない部分もあり、まだまだ勉強が必要と思いました。 

受講者6

<受講目的>
食品微生物の権威である先生から、色々なお考えを聞きたかったため。

<感想>
イラストを交え解説して頂き、理解しやすかった。

受講者7

<受講目的>
食品安全にかかわる部署に所属しており、微生物の特徴や制御についてメカニズムも含めてより深く知りたいと考えたから。

<感想>
今まで曖昧な理解をしていた部分も、詳しくわかりやすく解説いただき、納得することができました。一部、自身が苦手とする分野の話題では、理解が追い付かない部分があったので、先生のブログを含めて復習し、また質問させていただきたいです。

受講者8

<受講目的>
微生物検査は実施できるが、メカニズムを勉強する機会が今までなかったため。

<感想>3回に分けて実施していたので毎回理解が深まりました。冷凍の検査において再検査を実施すると1オーダー菌数が下がる理由がよくわかりました。

受講者9

<受講目的>
食品微生物に関する知識を深めたかったため。

<感想>
おそらく難しい微生物のアカデミックな部分を、イラストやストーリーを交えてわかりやすく講義いただき、有意義な時間でした。

受講者10

<受講目的>
微生物に関して基本から学びたいと思ったため。また、木村先生へ自由に質問ができる機会をもてると知ったため。

<感想>
微生物の基本を整理するきっかけができてよかったです。

受講者11

<受講目的>
微生物の基礎が固まっていなかったので、興味を持ちました。

<感想>
全体的にわかりやすく、特にD値とZ値を理解することが出来ました。

受講者12

<受講目的>
食品に携わって長いが、基礎的なところの知識がたりていないと感じていたため。

<感想>
非常にわかりやすく、知識が深まった。理解した上での管理ができるようになったと感じている。 

受講者13

<受講目的>
教育訓練を担当するようになり、未経験者には教科書的な内容が難しく感じているようでした。これまでの参加者の声を参考に受講を決めさせていただきました。

<感想>
第1回目の「輪郭をつかむ」は、これまでにない切り口で、たとえも非常にわかりやすかったです。社内で共有し、知識のレベルアップにつなげていきたいと思います。講義内で紹介いただいたブログもわかりやすかったので、こちらも紹介したいと思います。

受講者14

<受講目的>
社内異動により、微生物検査の担当になった。

<感想>
分かりやすくご説明頂きありがとうございました。とても勉強になりました。まだ難しいと感じる部分もありますが、ブログも読ませて頂き更に理解を深めていけたらと思います。

受講者15

<受講目的>
微生物検査実務を今年2月から行うにあたり、検査実務のトレーナーから薦められました。

<感想>
たとえが分かりやすく理解が出来ました。

2021年以前の受講者の声

申込受付開始は4月3日からとなります
(ここに詳細目次と申し込みボタンが設置される予定)