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【2026年8月FDA公聴会】全米1,500万食が汚染されていたのに、なぜ発症はごく少数だったのか?——2015年アイスクリーム事件の真実と「ゼロトレランス」の曲がり角新着!!

この2026年8月、アメリカの食品医薬品局(FDA)が開催した「リステリア予防に関する公聴会(Public Meeting on Listeria monocytogenes Prevention)」において、世界の食品安全関係者にとって刺激的な発表が行われました。その公聴会の全編はFDA公式YouTubeでも一般公開されています。英語での専門的なやり取りが何時間も続く長大な動画ですが、今回は日本の多忙なQC担当者の皆様に向けて、「これまでの常識が覆る、知っておくべき核心部分」だけを凝縮してご紹介します。今回の主役は、公聴会2日目に登壇したFDAコンサルタントのRégis Pouillot(レジ・プーロット)博士です。

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スポーツの日(休日)のためブログ更新はお休みさせていただきます

10月12日は、スポーツの日(休日)のためブログ更新はお休みさせていただきます.

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基礎講座ー検査法(培養法)
冷蔵検体を翌日検査するために凍結してよいのか

「冷凍食品を前日から冷蔵庫で一晩解凍し、翌日検査する運用をどう評価するか」という質問を前回取り上げた。FDA、USDA、ISOはいずれも、必要に応じて冷凍検体を冷蔵温度帯で解凍する方法を認めている。今回は、そのちょうど逆の問題である。

食品の微生物検査に関わる方から、次のような趣旨の質問があった。

「現場で採取した冷蔵検体を冷凍蓄冷剤で保冷して持ち帰り、その日のうちに検査できない場合、いったん冷凍して翌日検査する運用はどう考えるべきだろうか。ゆっくり凍結することで菌が損傷することも気になる。」

複数の現場から検体を集めていると、検査室へ戻るのが夕方になることもある。その日のうちに微生物検査を開始するのは難しい。そこで、いったん冷凍して翌日に検査する。現場では十分にありそうな運用である。質問された方が気にしていたのは、「ゆっくり凍結すると菌が損傷しやすいのではないか」という点であった。

確かにその心配には理由がある。しかし、FDA、USDA、ISOの文書を見ると、実は論点はその一歩手前にある。問題は「急速凍結か緩慢凍結か」ではなく、そもそも採取時に冷蔵

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基礎講座ー検査法(培養法)
冷凍食品を一晩解凍してから微生物検査してよいのか?―日本の規格基準とFDA・USDA・ISOの考え方

食品微生物検査について講演をしていると、現場の方から実務的な質問をよくいただく。今回取り上げるのは、次のような質問である。

「冷凍食品を前日から冷蔵庫に入れて一晩解凍し、翌日に微生物検査をしています。このような運用で問題ないのでしょうか?」

実際の検査室では、決して珍しくない運用ではないだろうか。一方、日本の冷凍食品の規格基準を知っている方なら、「公定法では冷凍したまま試料を調製することになっているはずだ」と思われるだろう。では、冷凍食品を冷蔵庫で一晩

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  9月21日は、敬老の日(休日)のためブログ更新はお休みさせていただきます.

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基礎講座ー微生物の増殖条件とその制御
O157は水分活性0.92で増える?――「0.95の壁」で身につける水分活性の感覚

私の食品微生物学の入門講座では、水分活性について次のような確認問題を出している。

「大腸菌O157について、水分活性が0.88の場合、増殖するだろうか?」

正解は「増殖しない」である。ところが実際には、「基本的には増殖できないが、条件によっては増殖できる場合がある」を選ぶ受講者が意外に多い。水分活性0.88という数字を見ると、「O157ならさすがに増殖しないだろう」と考える人もいるかもしれない。では、数字を少し変えてみよう。

水分活性が0.92だったらどうだろうか?

途端に迷わないだろうか。0.92なら増えるのか。増えないのか。そもそも大腸菌O157の増殖限界はいくつだっただろうか。ここに、水分活性を勉強するときの一つの落とし穴がある。0.88、0.92、0.95、0.97……という数字を見たことはあっても、その数字が微生物にとってどの程度厳しい環境なのかという「感覚」は、案外身についていないのである。そこで今回は、一つだけ数字を覚えてほしい。

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■ 過去20年間の注目論文
納豆を食べて菌血症

 納豆は、納豆菌による大豆タンパクの発酵により消化が良くなり、健康食品として重宝されています。私も毎日、毎朝納豆を食べています。このように健康食品の納豆ですが、高齢者や基礎疾患がある人、免疫が弱い人にとっては、時にリスクを伴う可能性があります。この記事では、基礎疾患を持つ高齢者が納豆を食べることによって菌血症になった事例を、大分大学医学部附属病院の研究報告を基に紹介します。

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■ 世界最新ニュース
米国で1万人超―RTEレタスで過去最大規模のCyclospora食中毒

米国で、Cyclospora(サイクロスポラ)による非常に大規模な食中毒が発生しています。2026年8月20日時点で、患者数は10,930人、入院454人、死亡2人。17州から患者が報告されています。原因食品として強く関連付けられているのは、メキシコ中部産のアイスバーグレタスです。FDAによる調査は現在も続いています。

 Cyclosporaは、食品安全の分野では以前から知られている病原体ですが、このブログではこれまでまとまって紹介したことがありませんでした。そこで今回は、この米国で起きている大規模食中毒を紹介するとともに、「そもそもCyclosporaとはどんな生物なのか?」を簡単に整理してみたいと思います。

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■ 世界最新ニュース
EUで食中毒菌の全ゲノム解析が制度化―本当の価値は「過去の食品株」と「今日の患者株」をつなぐこと

2026年8月23日、EUで食中毒菌の全ゲノム解析(WGS)を活用した新たな監視制度の適用が始まりました。Commission Implementing Regulation (EU) 2025/179 に基づく制度です。これにより、WGSを用いて食中毒の原因菌をEU全体で追跡・比較する仕組みが、いよいよ本格的に動き始めました。本ブログでは、約2年前の2024年10月、この制度化に向けたEUの動きを紹介しました。当時は、「米国GenomeTrakrのようなWGS監視がEUでも本格化する」という観点からの紹介でした。それから約2年。制度は正式に成立し、2026年8月23日から実際の適用段階に入りました。

本記事では、改めて、この制度を理解するうえで重要なポイントを整理したいと思います。それは、WGSの本当の威力は、いま発生している患者株同士を比較することだけではないということです。数年前に食品や食品工場から分離された菌株と、今日の患者由来株を照合できる――そこにこそ、WGSを食品安全行政に導入する大きな意味があります。今回は、2024年の記事以降、何が明らかになったのかを整理し、最後に日本で最近報告されたリステリア菌血症11例の事例を通じて、日本の現状も考えます。

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お知らせ
夏季リフレッシュ休暇を取らせていただきます(8月10日~8月17日)

勝手ながら、8月4日(月)は夏季リフレッシュ休暇、8月11日(月)はお盆休み、8月18日(月)も夏季リフレッシュ休暇を取らせていただき、ブログ更新をお休みさせていだきます。

8月25日(月)から記事更新再開します。

東京海洋大学名誉教授 木村 凡

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