■ 世界最新ニュース
EUが動く!全ゲノム解析義務化で食中毒菌対策が新時代に突入新着!!

 本ブログでは、米国やEUを中心に進展する食中毒菌対策の最前線を追っています。2013年、EU加盟国では全ゲノム解析(WGS)によるルーチンサーベイランスを導入した国はゼロ。しかし、2017年にはその数が20カ国に増え、 […]

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お知らせ
スポーツの日(休日)のためブログ更新はお休みさせていただきます

 10月14日は、スポーツの日(休日)のためブログ更新はお休みさせていただきます.

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基礎講座ー食品の加熱殺菌
食品の殺菌におけるF0値について超わかりやすく解説します!

 食品殺菌の理論について混乱する入門者の皆様、その心配はもう不要である。D値、Z値、そしてF値という専門用語がややこしく感じるかもしれないが、今回の記事ではF0値を超簡単に理解できるように説明する。殺菌理論が苦手という人ほど、この記事は役に立つだろう。さらに、具体的な応用例として、日本のレトルト殺菌法(120°Cで4分間)が国際基準のF0値にどのように換算され、ボツリヌス菌に対する安全性(F0=3)が保証されているかも一緒に探求する。この記事を通じて、殺菌理論の基本が理解でき、実践的な知識が得られるだろう。 

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一般生菌数や衛生指標菌
テーブル表面での大腸菌の生存期間はどれぐらい?

大腸菌は哺乳動物の糞便に由来するグラム陰性菌で、その環境耐性の弱さからふん便指標に利用されています。ところで、大腸菌が人の清潔でない手を介してテーブルに移ると、どれくらいの時間その場所で生き延びることができるでしょうか?この問いは、衛生管理上非常に意義深いものです。この記事では、テーブルなど固体表面上で大腸菌がどれだけの時間生き延びることができるのか、科学的研究結果を通じて解き明かします。

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お知らせ
秋分の日(休日)に伴うブログ更新のお休みのお知らせ

 親愛なる読者の皆様へ、

 いつも当ブログをご愛読いただき、心から感謝申し上げます。本日は国民休日(秋分の日)のため、今週のブログの更新を休ませていただきます。

 皆様の温かいサポートに感謝し、引き続き当ブログをよろしくお願いいたします。

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お知らせ
敬老の日(休日)のためブログ更新はお休みさせていただきます

 9月18日は、敬老の日(休日)のためブログ更新はお休みさせていただきます。

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黄色ブドウ球菌
黄色ブドウ球菌保菌者の割合は?その実態と原因解明

 前記事では、イタリアの食事施設の調理者が原因で黄色ブドウ球菌中毒が起きた事例を紹介しました。ここで気になるのは、一般の人々の中で黄色ブドウ球菌はどれぐらいの割合で保菌しているのかという疑問です。黄色ブドウ球菌は健康な成人の前鼻に常在する常在菌であり、世界人口の20%から30%が断続的および持続的に感染していると言われています。本記事では、その保菌率やなぜ保菌してしまうのかの原因についての詳細な実態を解明します。黄色ブドウ球菌の保菌に関心がある方必見です!

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■ 過去20年間の注目論文
米国のサルモネラ規制基準:鶏肉中の菌数と血清型の科学的根拠を探る

前回の記事では、米国において生の鶏肉に対するサルモネラ菌の規格基準が適用される可能性について、米国農務省の発表を紹介しました。この基準では、菌数を10 CFU/g (ml) とすることが検討されており、対象は特定の血清型(Salmonella EnteritidisやSalmonella Typhimuriumなど)に限定される見込みです。しかし、なぜこのような菌数レベルと血清型が農務省の規制対象として設定されることになったのでしょうか。今回の記事では、この米国農務省の規格基準の科学的根拠に関連する論文を紹介します。

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■ 世界最新ニュース
米国で全ての生鶏肉にサルモネラの規格基準導入!

米国ではこのたびすべての生鶏肉のサルモネラの規格基準が導入されることになりました。米国農務省は7月29日に鶏肉におけるサルモネラ規格基準に関する新たな取り組みと案を発表しました。すでに2024年4月、農務省は、生のパン粉をまぶした鶏肉のぬいぐるみ製品で初めてサルモネラ菌を規制する規則を最終決定していましたが、今回の発表において、小麦粉製品だけに限らず、すべての鶏肉において特定のサルモネラ血清型について規格基準を設定するという流れになります。

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お知らせ
夏季リフレッシュ休暇を取らせていただきます(8月5日~8月19日)

  勝手ながら、8月21日(月)は、リフレッシュ休暇を取らせていただき、ブログ更新をお休みさせていだきます。

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