食品工場-次亜塩素酸水(酸性電解水)

次亜塩素酸水(酸性電解水)

 本記事では前記事で記した次亜塩素酸ナトリウムの一つ目の欠点である pH の影響を受けやすいということを解消する殺菌剤について述べる。すなわち次亜塩素酸水(酸性電解水)である。

次亜塩素酸の pH 領域は次亜塩素酸ナトリウムよりも低い領域にあり、その成分の大半が次亜塩素酸となる。従って前の記事で述べたように次亜塩素酸ナトリウムに比べるとはるかに殺菌力が高い。

このような次亜塩素酸水をどのように作るかと言うと、これは電気分解で作る。 例えば食塩水とか塩酸を電気分解することによって作ることができる。塩酸を電気分解した場合に水素イオンとCl-イオンに別れる Cl-はプラス電極に惹きつけられて塩素ガスを発生する。一方水素イオンはマイナス電極に引き寄せられて水素ガスとなる。 プラス電極側で生成された塩素ガスは水に溶けて次亜塩素酸となる。これが次亜塩素酸水(酸性電解水)である。

わが国では平成24年に野菜の殺菌に、また平成26年に生鮮魚介類の殺菌に、それぞれ次亜塩素酸水の使用が認められている。